大正大学、Tableau Software、株式会社Excellenceの3者は、学生に向けたデータサイエンス教育と学内でのTableau導入と活用推進において産学連携プロジェクトを発足した。
■文系大学で初めて学生・教員・職員にTableauを導入
大正大学は2026年に建学100年の節目を迎えるにあたり、MIGs(ミライ・イノベーション・ゴールズ)をキーワードに、大学の魅力化実現に向け様々な改革を進めている。その一環として、文系大学では初めて学生、教員、職員を対象にTableauを体系的に導入。Tableau専門の指導者による授業プログラム開発や、授業展開の側面で3者が協働する。
■求められるデータを可視化・分析する技術
大正大学の学生においても、データを可視化・分析する技術は、今後社会や地域で活躍する人材として必要不可欠なスキルとなる。また、教員や職員においても、研究活動や大学運営において、データの可視化・分析により、新たな価値を生み出すことが期待される。
■Excellence社が授業開発などを担当
今回のプロジェクトでは、ビジュアル分析で世界をリードする「Tableau」を導入。大手企業向けに長年Tableau指導とデータサイエンスのプロフェッショナル育成を行うExcellence社がシステム導入サポートと授業開発・指導を担当する。
■「地域創生学科」「公共政策学科」で導入開始
2020年後期授業より「地域創生学科」や「公共政策学科」で導入を開始する。具体的には、地域創生学科1年生~3年生で実施する「地域実習」、公共政策学科1年生で実施する「フィールドワーク」にてTableauを活用した授業を開講し、データを可視化するスキルを習得する。
■2021年度から全学に活用を広げる
2021年度より、全学にデータサイエンスの授業でTableauを順次導入予定。また、教員は2020年8月から、職員は2020年10月からTableauシステムを導入し、研修を経て順次利用を開始する。
◆大正大学 髙橋秀裕学長 コメント
今回の産学連携プロジェクトは、文理を越え、本学の学びの基盤的リテラシーとして「データサイエンス」を取り入れようとする取組となる。急速に発展するデジタル社会において、TableauとExcellenceの技術・サポートにより、地域社会に貢献する人材育成に取り組んでいきたい。