京都産業大学は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への取り組みとして、株式会社島津製作所と包括的連携協力に関する協定を締結。産学公連携によるPCR検査施設を学内に設置することを9月1日に発表した。
■PCR検査センターで学生や教職員の安全・安心を確保
新型コロナウイルスの無症状感染者による感染拡大防止と、学生・教職員が安心してキャンパスライフを過ごせるように、京都産業大学は必要に応じてPCR検査が受けられる体制を学内に整える。
■互いの持つ知的・人的・物的資源を結集
9月1日、京都産業大学むすびわざ館で行われた協定締結式では、京都産業大学の大城光正学長と島津製作所の上田輝久代表取締役社長が出席し、協定書へ署名を行った。今回の連携により、京都産業大学と島津製作所が相互に協力し、互いの持つ知的・人的・物的資源を結集する。PCR検査センターは京都産業大学内に10月中旬設置予定。
■京都府や京都市と連携して取組を展開
今後、京都府内や京都市内の検査状況がひっ迫した際、衛生検査所として検査協力を要請されることも視野に入れ、連携を図りながら取組を進めることで活力ある地域作りに貢献する。今回の取組は府や市と連携して展開することから、協定締結式には京都府の西脇隆俊知事や京都市の門川大作市長も出席し、署名を見守った。
<株式会社島津製作所との包括的連携に関する協定 連携事項>
1.学内におけるPCR検査によるスクリーニング調査に関すること
2.学内の感染調査施設の設置に関すること
3.COVID-19の感染拡大防止等に貢献するための教育・研究に関すること
4.その他、目的の達成に必要な事項に関すること