近畿大学は、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)の一環として授業のオンデマンド化を推進。2021年2月に東大阪キャンパスに完成予定のスタジオで動画コンテンツの収録を実施。4月から共通教養科目17科目とTOEIC対策科目1科目の計18科目をオンデマンド授業として開講する。
■4月からオンデマンド授業を本格的にスタート
近畿大学は、2014年度から先行してオンデマンド授業を開講している通信教育を生かしながら、通学課程の学生向けオンデマンド授業の制作を進めている。2021年4月から、受講者数が1000名前後の学部横断的に開講している共通教養科目17科目と、TOEIC対策科目1科目の計18科目を開講する予定。
■音響・動画処理の設備を備えたスタジオを設置
高品質な授業を継続的に制作するため、音響・動画処理の設備を揃えたスタジオを東大阪キャンパス内に2部屋設置。オンデマンド化が予定されている共通教養科目は、対面授業も併せて開講。学生は自分に合った形式の授業を自由に選択できる。
■オンデマンド授業収録に向けSchooと締結
オンデマンド授業の制作とスタジオの設置に関しては、Schooと2020年10月に締結した近畿大学のDX推進を支援するアドバイザリー契約に基づいて推進。オンデマンド授業収録に向け、人員体制のプランニングや、スタジオ機材の選定、授業制作の仕組みの共有など、多岐にわたる取組が進められる。
■新しい教育モデルや価値観を提供
オンデマンド授業を新たな選択肢の1つとして提供することで、学生はより自由度の高い時間割を組み、時間と場所の制約なく学業と生活を両立できる。オンデマンド授業の開講を皮切りに、デジタルを駆使することで、新しい教育モデルや価値観を提供する。