文部科学省が、企画競争を前提とした平成30年度『子供の読書活動の推進等に関する調査研究』を公募しています。
近年、スマートフォンの普及など、子供を取り巻く情報環境が大きな変化を見せていいます。4月に閣議決定された「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」でも、スマートフォンの普及や、それを活用したSNS等コミュニケ―ションツールの多様化等、子供を取り巻く情報環境が大きな変化を見せており、これらは子供の読書環境にも大きな影響を与えている可能性がある。と記載されています。そこで、本調査では、スマートフォン利用の長期間化により読書活動の時間が減少している可能性や、これらを活用した読書活動の推進や言語活動の充実方策について、詳細な実態把握とその分析を行い、今後の子供の読書活動の推進にむけた一助とします。
事業の内容としては、具体的な現状を把握するために、調査検討委員会とアンケート調査を実施します。
調査検討委員会とは、子供の読書活動の推進について、専門的知識を有する有識者等5名程度からなる委員会を設置で、指導助言を求めます。調査手法、内容等については、提案された手法等により行います。なお、検討委員については、文部科学省と協議の上、選定します。
アンケート調査は、小学5、6年生、中学1～3年生、高校1～3年生を対象とします。調査方法については、教育委員会や学校を通さずに実施をすることとし、その実施方法は企画提案します。調査事項は、スマートフォン等の有無、地域環境（図書館や書店の有無）、スマートフォン等の利用状況（時間、内容）、電子書籍の利用状況（現状、きっかけ、頻度）等です。
調査結果については、分かりやすくまとめ、報告書等の配布を通じて、成果の普及を行います。
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。提出期限は、平成30年8月27日17時必着。参加表明書の提出は平成30年8月24日までの申し込みとなります。その他必要事項については、公募要領等によります。
