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「kintone」導入で教育現場の業務効率化を実証実験

2019年8月7日

サイボウズ(株)は、一般社団法人学校地域協働センターラポールくしろ(北海道釧路市)と協定を締結し、教育現場の業務効率化を目的に「kintone(キントーン)」を活用した校務支援システムの実証実験を開始しました。

ラポールくしろでは、キャリア教育としての学校と地域を繋ぐコーディネート業務、さらにはプログラミング教育の教員研修など、その課題解決に向けて学校と地域で協働する活動を進めています。しかし、そのなかで、教職員における「取り組みたくても忙しくて取りかかれない」といった業務過多な状況は今後も恒常的な課題になると考え、ICTを活用した業務効率化による課題解決の検討。これからの時代、教職員自らが働き方を考え、教職員の改善活動に合わせて自分たちで成長させていくICTツールが必要と考え、「kintone」を採用しました。

「kintone」は、同社が提供する、業務アプリ開発プラットフォーム。域内の各校における校務支援ツールをkintoneに統一することで、学校間で共通のプラットフォームを確立します。その結果、数年ごとに異動することが多い教員が、異動先の学校でも慣れた操作や画面ですぐに校務支援ツールを使用できるため、業務におけるストレスの削減につながります。また、各教職員がkintoneのアカウントを所有することで、学校を超えた繋がりをつくり、小学校と中学校が連携することも可能にするほか、他校に所属しても教員同士の情報交換を行うことができます。

実証実験は1年間の実施を予定しており、釧路市立鳥取西小学校、釧路市立鳥取西中学校、弟子屈町立川湯小学校、弟子屈町立川湯中学校の4校では実際にkintoneを活用。学校行事予定やお知らせ、生徒指導等についての共有を行っています。中間報告会を経て、2020年3月に成果報告を行う予定です。

教育現場の情報共有や働き方改革を促進、そして持続可能な教職員の校務モデル構築を目指します。

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