文部科学省が、企画競争を前提とした、「令和元年度総合的な学習(探究)の時間の抜本的改善・充実事業」を公募しています。
総合的な学習(探究)の時間は、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習とすることと同時に、探究的な学習や協働的な学習とすることが重要であるとしてきました。そして学習指導要領の改訂において、総合的な学習の時間においては、探究的な学習(探究)の過程を一層重視し、各教科等で育成する資質・能力を相互に関連付け、実社会・実生活において活用できるものとするとともに、各教科等を超えた学習の基盤となる資質・能力を育成することを明確にしました。
総合的な学習の時間の課題としては、大きな成果を挙げている学校がある一方、総合的な学習の時間と各教科等との関連を明らかにすることについては学校により差があることや、探究のプロセスの中でも、「整理・分析」、「まとめ・表現」に対する取組が十分ではないという課題が指摘されています。本事業は、こうした課題に応えるため、各学校における総合的な学習(探究)の時間の抜本的改善・充実を図るものです。
事業内容としては、教育委員会が学校等の協力の下、学校等における指導の充実に資する指導資料となるよう、小学校の総合的な学習の時間に係る計画の基本的な考え方や具体例、学習指導及び総合的な学習(探究)の時間を推進するための体制づくりなどについて、分かりやすく解説するとともに、優れた実践事例を取り上げた指導資料を作成します。なお、指導資料は、文部科学省ホームページに掲載することを前提に、著作権処理等を行った上で作成し、文部科学省に提出するものとします。
指導資料の作成に当たっては、教育委員会や学校関係者等の有識者等で構成される編集会議を設置し、指導資料の構成及び内容等の検討を行います。有識者の選定にあたっては、文部科学省と十分に調整を図ります。
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。参加表明書は不要です。提出期限は、2019年10月18日18時15分必着。その他必要事項については、公募要領等によります。
<公募> 令和元年度総合的な学習(探究)の時間の抜本的改善・充実事業