神奈川大学の主催する「第16回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞」の審査結果が公開されています。
12月8日(金)に審査委員会が開催され、受賞論文が決定しました。論文で応募する内容は、数学、物理、化学、地学、生物、情報、自然、技術など、理科・科学に関する研究や実験、観察、調査の成果についてです。
「神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞」は、1998年、創立70周年を記念して創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」の理系編として2002年に新設されました。応募条件は、高等学校に所属する個人または理科・科学系クラブなどの団体、または有志グループでの応募となっています。
主な受賞校は以下のようになっています。なお、上位校には奨学金と記念品が贈られました。
大賞は、滋賀県立彦根東高等学校の「Soddy の六球連鎖の拡張」でした。
優秀賞は3校で、名古屋市立向陽高等学校の「ユリの花粉管誘導」、大阪府 清風高等学校の「天然高分子によるアオコの凝集と肥料化の検討」、愛媛県立宇和島東高等学校の「宇和海産貝殻粉末による赤潮の未然防止」でした。
その他にも努力賞など、たくさんの高等学校が受賞しました。
授賞式・研究発表は、講演会も含め2018年3月11日(日)12:00から神奈川大学横浜キャンパス16号館セレストホールにて行われる予定となっています。
また、受賞作品集「未来の科学者との対話」が、日刊工業新聞社より2018年5月に出版される予定です。作品集には、一般読者にも読みやすいようにと再編集された受賞論文と、専門家からのメッセージが収録されています。
作品で高校生の若い力を感じたいですね。