「科学の甲子園ジュニア全国大会」は、科学好きの裾野を広げると共に、未知の分野に挑戦する探求心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う大会として、国立研究開発法人科学技術振興機構によって平成25年に創設されました。理科、数学などにおける複数分野の協議に協働して取り組むことを通じて、全国の中学生が科学の楽しさ、面白さを知り、科学と実生活・実社会との関連に気づき、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供しています。
今年度は、都道府県大会に28,231名の生徒がエントリーしました。各都道府県から47チーム、合計282名の中学生たちが選抜され、令和元年12月6日(金)から12月8日(日)の3日間開催された「第7回 科学の甲子園ジュニア全国大会」にて、理科や数学に関する知識とその活用能力を駆使してさまざまな課題に挑戦しました。
全国大会では「筆記競技」と「実技競技」が行われました。筆記競技では、理科・数学などの複数分野において、実生活・実社会との関連・融合領域に配慮した出題とし、生徒の習得済みの知識に加え、競技に必要な新たに示された情報を統合することで課題を解決します。実技協議は、ものづくりの能力、コミュニケーション能力等を用いて課題解決能力を競います。
筆記競技、実技競技2種目の特典を合計した総合成績により、第7回では愛知県代表チームが優勝、千葉県チームが第2位、香川県代表チームが第3位となりました。この他に、筆記協議の上位チーム、実技協議の上位チーム、チームワークに優れていたチーム、女子3名以上を含む上位チーム、1年生を含む上位チームなど、さまざまな賞が各チームに授与されました。
次回、「第8回 科学の甲子園ジュニア全国大会」は令和2年12月上旬に、兵庫県姫路市に会場を移して開催される予定です。今年エントリーしたチームもあらためて、そして新しく結成したチームも、多くの中学生に参加し、切磋琢磨してもらいたいですね。