「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報 )」
が公開されています。
青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備を推進するため、平成21年4月1日に「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」
(「青少年インターネット環境整備法」)が施行されました。
このたびの調査は、法律の施行状況をフォローアップするための基礎データを得ることを目的として、実施されたものです。
調査は、日本全国の満10歳から満17歳までの青少年と、その保護者を対象に実施されました。
報告書及び集計結果表は、平成30年3月に公表される予定となっています。
調査の概要は、青少年・その保護者のそれぞれのインターネットの利用状況として、インターネットをするための機器や利用内容、利用時間、またスマートフォンによる無線LAN回線の利用状況などについてでした。
また、保護者については、インターネットを安全・安心に使うための注意点の認知や青少年のインターネット利用に関する保護者の取組、保護者のインターネットに関する啓発や学習の経験、家庭のルールなどについても調査が行われており、参考資料としての青少年のスマートフォン・携帯電話の所有・利用状況などについても公表されています。
結果の概要として主なものは、以下のとおりです。
まず、青少年の82.5%が、いずれかの機器でインターネットを利用しており、利用機器は、スマートフォンが50.0%、タブレットが24.8%、携帯ゲーム機が24.5%、ノートパソコンが14.6%で、特にが中学生のスマートフォン利用の普及が進んできていることがわかりました。
青少年のインターネットの利用内容については、高校生では、コミュニケーションが89.8%、動画視聴が84.9%、音楽視聴が83.3%、中学生では、動画視聴が80.3%、ゲームが73.5%、コミュニケーションが70.4%でした。
小学生では、ゲームが77.9%、動画視聴が63.6%でした。
利用内容を経年で比較すると、動画視聴が平成26年から連続して増加傾向にあります。
青少年のインターネット利用率の経年比較では、スマートフォンのインターネット利用率は平成26年度から連続して増加しており、タブレットでのインターネット利用も増加しています。
特に小学生ではタブレットでのインターネット利用率がスマートフォンを上回っていました。
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf