岡崎市では、総合教育会議において、国の「GIGAスクール構想」を受け、一人一人の子供たちがどのように利用し、どのように学かを具体的に想定し、そのための整備や運用の仕方までをパッケージにした独自の「岡崎版GIGAスクール構想」を策定した。
タブレットPCやネットワークに加えて教員用端末と働き方改革を視野に入れた高速プリンターも導入。児童生徒にアカウントも付与する。
岡崎版 GIGAスクール構想
■令和2年度中に、市内全小中学校(67校)の校内ネットワーク(有線+無線LAN)を整備完了する。
■令和2年度中にiPadを2万台整備する(既に3千台は導入済)
■小学校4年生から中学校卒業まで1人1台端末を「Myタブレット」として、個人に紐づけて貸与する
■既有のMicrosoft 365 Education A3ライセンスを利用し、児童生徒に1人1アカウントを付与する
■「Myタブレット」を軸として、一斉型授業から学習者主体の授業へと転換する「学び方改革」を推進する
■教職員用に2500台のiPadを整備し、高速ビジネスプリンタの導入やクラウド活用、ICT支援員の増員計画なども併せて進め、ICTを活用した教職員の働き方改革である「Okazakiスマートワーク」と連携させて、業務の円滑化を図る。
岡崎市教育委員会の川本祐二氏は「GIGAスクール構想の実現を受け、自治体として整備と運用の方針を定め、具体的な準備を進めている。他自治体の参考になれば」と語る。
★岡崎市教育委員会の川本祐二氏は、弊社教育委員会対象セミナー(2月13日名古屋開催)で講演する。