角野栄子氏のロングセラー代表作「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」(ポプラ社刊)が、今年40周年を迎えます。「スパゲッティが食べたいよう」(1979年)から始まった同シリーズは、現在もファンを増やし続けています。
40周年を記念し、1月7日にはシリーズ40巻目となる「おばけのアッチ スパゲッティ・ノックダウン!」が発刊されました。外国に行っていたエッちゃんが、久しぶりにアッチのお店にやってくる…という、子供の頃から親しみ、すでに親世代となった読者にもグッとくるストーリーです。
さらに期間限定で、東京・新宿の小田急百貨店新宿店 本館10階に「おばけのアッチcafé」もオープン(2月28日まで)。『「レストラン ヒバリ」特製 アッチのいもむしグラタン』『ドッチのお手伝いハンバーグプレート』などのメニューが登場します。トートバッグやグラス、デザート皿、クッションなどのオリジナルグッズも販売しています。
この「おばけのアッチcafé」のオープンに合わせ、1月11日には同店で「『小さなおばけシリーズ』40周年&『おばけのアッチcafé』お披露目会」が開催され、角野氏が作品への思いを語りました。
ポプラ社では同シリーズが「絵本の読み聞かせから、初めてひとりで“本”を読む“ひとり読み”にぴったりのシリーズ」としています。40周年を機により多くの人に手に取ってもらうため、今年1年を通して様々な企画を予定。絵本に登場する料理や本をディスプレイしたブックワゴン「おばけのアッチのほんだな」も制作し、全国の書店などを巡回する予定となっています。