文部科学省が、企画競争を前提とした、「学校ICT環境整備促進実証研究事業（統合型校務支援システム導入実証研究事業）」を公募しています。
新学習指導要領等を確実に実施し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた学習指導の充実や、生徒指導、部活動、保護者や地域との連携など、学校や教員に対する期待が増大している一方で、教員の長時間勤務が課題となっており、教員の業務を軽減していくことが求められています。統合型校務支援システムの導入は、教員の業務効率化に資することから、今後、統合型校務支援システムの全国的な導入・普及を加速化させる必要があります。しかし、導入が小規模自治体において遅れていることや、小中学校の教員の異動が都道府県単位で行われている実態も踏まえ、都道府県単位でのシステムの共同調達・運用を促進します。
事業は、実証地域において、都道府県単位での統合型校務支援システムを導入するとともに、学校現場の教職員が当該システムを実際に活用して、当該システム導入に係る効果測定等を行います。統合型校務支援システムの導入に当たっては、当該システムの運用ルール（システムを活用した校務の実施手順の整理、帳票の統一化、個人情報の管理、情報セキュリティ対策等）を作成することとします。
システムの導入にあたっては、セキュリティの担保及び教職員の利便性に考慮しつつ、域内の自治体及びその管下の学校が共同利用する統合型校務支援システムの導入及び普及促進を図ります。なお、必要となる自治体間での調整内容（推進を図る実施体制や費用分担・運用支援・保守・利用機能等の検討）について整理し、効率的なシステムの導入方法を検証することとします。また、効果測定重点校を指定し、当該システムの導入・活用の前後の変容を捉えた効果測定を行います。
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。参加表明書は不要です。提出期限は、平成31年2月26日17時必着。その他必要事項については、公募要領等によります。
＜公募＞ 学校ICT環境整備促進実証研究事業（統合型校務支援システム導入実証研究事業）
