文部科学省初等中等教育局特別支援教育課作成の「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」が、文部科学省のホームページ内で公開されています。
通級による指導は、子供の自立を目指し、障害による困難を改善・克服するため、一人一人の状況に応じた指導を行うとしています。
ガイドは、4章から成り、第1章では「通級指導を担当するに当たって」ということで、子どもたち本人、保護者、クラスメイトなど色々な立場からの声と、心掛けるべきことが書かれています。
担当している子どもたちを丁寧に見た上で指導、また支援を工夫することは、通級指導においても同じであり、それまでに経験したことを活かしながら取り組むことが大切であるとしています。
第2章では「通級指導の1年間の流れ」ということで、イラスト入りで分かりやすく説明されています。
第3章は「実践例」で、16の実践例からリンクにより丁寧な解説を読むことができます。
第4章は「知っておきたい基本事項・用語」で、様々な障害についての説明と、それぞれに対応するためには、まわりのサポートをどう考えていくかについて書かれています。
また、国公立学校の場合は、合理的配慮の提供が法的義務となるため、どういう風に対応するかについても書かれています。