文部科学省は、このたび、科学技術の理解増進施策の一環として「一家に1枚 日本列島7億年」ポスターを刊行しました。
このポスターは、平成31年度科学技術週間の平成31年4月15日(月)〜4月21日(日)を中心に、配布される予定となっています。
ポスターは、全国の小・中・高等学校などに送付され、それとともに、科学技術週間中に協力いただける全国の科学館、博物館等を通じ、広く配布を行う予定です。
国立大学附置研究所・研究センター、国立研究開発法人、大学共同利用機関法人等から提案いただいた「一家に1枚」ポスターに係る企画について、全国の科学館来館者の投票、および科学技術週間の取組等に関する検討会「一家に1枚ポスター」制作ワーキンググループにおける審議結果を踏まえた上で検討された結果、今年度は、日本地質学会の企画したテーマに決定しました。
「一家に1枚 日本列島7億年」ポスターの中央には、表層に分布する岩石・地層・火山などの配列と区分を示した図があります。それを見ることで、日本列島の地質の複雑さと、周辺のプレート境界の位置を読みとることができます。
日本列島に分布する、多様な岩石や地層についての研究から、日本列島の約7億年間のダイナミックな変動の歴史が明らかにされてきました。
表層に分布する岩石・地層・火山などの配列と区分を示した図、また日本列島産の岩石・地層の多様性を理解するために、日本国内の岩石の写真、図やコラムの合間にも国産の美しい岩石・鉱物・化石の写真が配置されています。