2017年6月に東名高速道路で発生した追い越し車線事故をきっかけに、ロードレイジに対して社会的な関心が高まっています。ロードレイジとは、自動車走行中における、あおり運転や進路妨害といった報復行動に及ぶドライバーのことで、もちろん犯罪行為です。以前から問題になっており、2016年の1年間で7,000件以上のあおり運転が摘発されているということです。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会では、ロードレイジの撲滅を目的とした『ロードレイジ撲滅プロジェクト』を発表しました。運転する人だけでなく、しない人にも手にとってもらえる、運転におけるアンガーマネジメントのポイントをまとめた啓発グッズを作成、全国配布するため、グラウンドファンディングを2018年1月24日(水)より開始しました。
プロジェクトの目標金額は170万円、全国から支援を募ります。より多くの人々を巻き込んで、ロードレイジをしてはいけない、ロードレイジを防ごうという意識を社会に広げたいという想いから、クラウドファンディングで実施することとなりました。
ロードレイジは誰もが加害者、被害者になり得るものです。『ロードレイジ撲滅プロジェクト』ではこれを未然に防ぐため、全国の高速道路サービスエリアや教習所などにロードレイジ撲滅のためのブックレットを配布、車両に貼り付けるマグネットステッカーを制作します。
ブックレットには「ロードレイジとはどのようなものか」「ロードレイジに遭遇した場合にはどうしたらよいのか」「未然に防ぐために気を付けること」そして、「怒りの感情と上手に付き合うためのアンガーマネジメントのヒント」などを記載します。マグネットステッカーは『ロードレイジ撲滅プロジェクト』に参加していることを表明し、他の車に注意喚起を促すとともに、社会全体にロードレイジを防ごうという意識を広げることができます。
「ハンドルを握ると人格が変わる」という話を耳にすることがありますが、車を運転しているとき、自分のペースを乱される、順調にいかないことに普段よりもイライラしがちになっていませんか。怒りの気持ちが高まると、車はいとも簡単に、周りも自分も傷つける武器になります。自分のために、家族や仲間のために、社会のために、プロジェクトに参加してみませんか。