独立行政法人日本学生支援機構は、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第11期派遣留学生の募集を開始しました。このプログラムは、「日本再興戦略」に基づき、2020年までに学生の海外留学を倍増するという政府の目標の下、官民が協力して海外留学を支援するために創設された「グローバル人材育成コミュニティ」が運営するものです。“産業界を中心に社会で求められる人材”、“世界で、または世界を視野に入れて活躍できる人材”の育成という観点から、支援にふさわしい学生を広く募集します。
募集対象は日本の高等教育機関に在籍する日本人学生等で、支援内容としては、奨学金、留学準備金、授業料といった海外留学費用を給付、留学事前・事後に行う研修の提供、継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークの提供、となっています。募集期間は2018年12月3日から2019年3月1日17時まで、支援対象となる留学の開始時期は2019年8月10日から2020年3月31日となっています。ただし地域人材コースにおいては、対象となる学生の要件、留学プログラムの内容、募集・選考方法等は「地域事業」ごとに異なります。
応募は以下のようなコースに分かれています。
1.理系、複合・融合計人材コース:理系分野、複合・融合計分野の留学を支援します。
2.新興国コース:今後経済成長が期待できる新興国での留学を支援します。
3.世界トップレベル大学等コース:世界大学ランキングで100位以内に位置する大学や、同等の教育レベルにある研究機関への留学を支援します。
4.多様化人材コース:スポーツ、アート、国際協力、医療などさまざまな分野や活動において、今後の活躍が期待できる人材の留学を支援します。
5.地域人材コース:「海外での実践的な留学」と「国内での地域企業等でのインターンシップ」を組み合わせたプログラム、「グローバル」な視点を持って「ローカル」の発展に貢献する、グローカルリーダー候補を応援します。
経済的に余裕がない、また困窮している状況に置かれている人には、留学など考えてもみなかったことかもしれません。しかしこのプログラムを知ることで、将来への夢や展望が見えてくるのではないでしょうか。多くの教育関係者や学生、保護者に、このプログラムについて知ってもらいたいですね。
2019年度(後期)〜トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【大学生等コース】〜第11期派遣留学生の募集について | 文部科学省