情報活用能力を測定する「P検」の小学生・学校団体向け新商品「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」が、2020年度より提供開始されます。
提供するのは、株式会社ベネッセホールディングスの子会社、 株式会社ベネッセコーポレーションで、2019年度は「無料お試し版」を実施し、受検受付を6月下旬よりスタートさせることとなっています。
無料お試し版実施の申し込み受け付けは、 2019年6月下旬から2月28日まで、 検定の実施は9月10日~3月14日までです。
「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」は、 2020年度から小学校で必修化されるプログラミングを含む「デジタル・情報活用能力」を総合的に測定する小学生向けの検定です。
学校現場で情報教育をスタートする際や、 児童の情報活用能力を把握するほか、 プログラミングの指導などに活用できます。
2020年度の小学校でのプログラミング教育の必修化を皮切りに、 中学校・高校での「情報」教育の強化、 そして2024年度から「情報」科目の大学入試化の可能性など、 デジタル・情報処理能力はこれからの時代にとって重要な能力として注目されています。
その一方で、プログラミング教育の導入に向け、どのように指導を始めればよいかわからない、 また、手探りで情報教育を始めてみたものの、その効果がわからないという自治体や学校現場の先生の声も出ています。
こうした中、「Pプラスジュニア」は、ICTを活用した問題解決力を測る資格検定「P検」のノウハウをもとに、 各分野のトップレベルの研究者とともに共同開発されました。
問題は、 新学習指導要領の内容を踏まえた出題、結果は教師・団体主催者用の結果帳票もあわせて返却されることとなっています。領域別、 領域内のサブカテゴリー別の評価がわかるので、 施策・指導による成果確認に活用できます。
「P検」では、これまでも中高生・大人向けに、 パソコン操作などの情報処理を通じて知識や技能を現実の状況に応じて発揮する能力を測定してきました。
今回、 「Pプラスジュニア」の開発では、 「P検」の開発ノウハウや問題のデータバンクなどの資産を生かし、またこれからの時代に必要な問題解決能力が測れるよう、設計されました。
「Pプラス」のPは、 「P検」のPで、知識や技能を現実の状況に応じて発揮する能力「プロフィシエンシー(proficiency)」のP、 「プラス」はそのプロフィシエンシー(proficiency)と測定(assessment)の頭文字をとって「pr・as→プラス」という成り立ちのほか、 「P検」に新たな価値をプラスした商品で、受検者には測定を通じて新しい可能性がプラスされていってほしいという想いも込められいます。