神奈川県大磯町は、初等中等教育の質向上に向けて「ニューノーマル・デジタル・クリエイティブ教育」を推進するため、ワコム、セルシス、アイネットと相互連携を強化するパートナーシップ協定を締結した。
■デジタルならではのメリットを活かした創作活動
「ニューノーマル・デジタル・クリエイティブ(NDC)教育」とは、これまで紙に描いて行われていた「アナログの創造活動」をデジタル環境で行うことに加え、「デジタルならではのメリット」を生かした創作活動を、教育に積極的に取り込むものとなる。
■デジタル技術でアートに触れる
NDC教育により、生徒のクリエイティビティを刺激し、生徒同士でインスピレーションを与え合う中で、自然な形でデジタル技術に触れていく。生徒は体験の共有を介してネットワークの世界における道徳観などを育み、初・中等教育の早い段階からクリエイティビティを開花させることに加え、将来にわたってアートに親しみ続ける素地を養うことを目指す。
■3社が得意分野で大磯町のNDC教育を支援
NDC教育推進に際し、ワコムは液晶ペンタブレットやペンタブレットなどデジタルペン入力機器を、セルシスはユーザインターフェースとなるアプリを提供。また、アイネットは、ネットワーク環境や教育データの保守・管理に関する技術とサービスを提供する。3社それぞれが得意分野を持ち寄ることで、大磯町の教育現場を「舞台」として連携し、NDC教育を推進する。
<大磯町 中﨑久雄町長 コメント>
これからの社会において大切な教育とは、目で見て考え、人の意見を聞き、そして自分の思いを表現することだと考えます。この取組の中で絵を描くプロが使用する最新の機材とともに、アプリなどソフトウェアを提供いただき、大磯の子供たちが実際に使用し絵を描くことは、創造的思考を育むことに繋がると思います。