「サイバー大講堂」の提供を開始～学校のオンラインイベント開催を支援

2020年12月14日

国立情報学研究所(NII)はバーチャルイベントを気軽に開催できる「サイバー大講堂」環境を全国の学校に提供を開始。1月1日からの学校のオンラインイベントを支援する。

■2021年1月１日からのオンラインイベントを支援

国立情報学研究所が提供する「サイバー大講堂」は、シスコシステムズのWeb会議システム「Cisco Webex」の技術を用いて提供される。12月14日(月)より受付を開始し、一定期間（2か月を予定）の利用権を小学校から大学に無償提供する。2021年1月1日からのオンラインイベント開催を支援する。

■授業やイベントをオンライン開催する環境に懸念

新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見えない中、学校ではオンライン授業の在り方を模索している。一方、学校ではバーチャル会議場を気軽に形成する枠組みがないため、交流活動の停滞が懸念される。

■バーチャルイベントを開催できる枠組みを提供

NIIは、このコロナ禍を乗り越えるべく「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」などで大学等の教育活動のオンライン化を支援。今回、バーチャルイベントを気軽に開催できる枠組みを実現したいとのニーズを受け、NIIとシスコが協力して期間限定で、オンライン上に「サイバー大講堂」環境を提供する。

＜提供される「サイバー大講堂」環境＞

・ウェブ会議システム Cisco Webexのシステム上で提供

・1つのサイバー大講堂あたり最大1000名まで参加可能

・全員参加型(Webex Meetings)と講演者・聴講者分離型(Webex Events)から選択可能

・貸出期間中のイベント開催回数制限なし(1回のイベントの最大継続時間は24時間まで)

・録画機能あり(1つのサイバー大講堂あたり1GB)

・資料共有機能、ホワイトボードなどインタラクティブツールを準備

＜「サイバー大講堂」の提供方法＞

NIIから貸出できるサイバー大講堂数：300室

対象：全国の小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学、短期大学などが行う教育研究を目的としたイベント

※全体で300室までなので、基本的に機関・団体から申請する

１利用機関・団体への貸出条件：1サイバー大講堂を2か月間