東京・江東区の日本科学未来館は、科学と社会をつなぐオープンフォーラム「サイエンスアゴラ2020」の関連イベントとして「サイバスロンとパラスポーツから探る、“障害”がない社会のつくりかた」を11月15日(日)に開催する。
■サイエンスアゴラ2020の関連イベントとして開催
日本科学未来館は、科学と社会の関係を深める10日間として「サイエンスアゴラ2020」を11月13日(金)から22日(日)にオンラインで無料配信する。その関連イベントとして「サイバスロンとパラスポーツから探る、“障害”がない社会のつくりかた」を11月15日(日)にスイス大使館の協力のもと開催する。
■サイバスロンとパラスポーツに注目
イベントでは、障害者が日常の困難を解決するために開発された車いすや義足などの最先端機器の技術を競うスイス発の国際競技大会サイバスロンと、身体能力と技術の向上により記録が伸びているパラスポーツに注目。そこに関わる技術や研究のおもしろさを通して、社会における”障害”とは何かを考える。
■研究者やパラアスリートをゲストスピーカーに迎え
電動車いすの開発を行う石上玄也氏、義足で走るメカニズムを研究する保原浩明氏の2名の研究者に加え、サイバスロンに出場し電動車いすを乗りこなす野島弘氏と、第一線で活躍する義足のパラアスリートである手塚圭太氏をゲストスピーカーに迎えて行われる。研究者の視点や障害者の視点を知り、私たちはこれからどのような社会をつくっていけるのか、ともに考える。
■サイバスロンのコースを使った電動車いすの実演も実施
トークセッションのあとには、実際のサイバスロンのコースを使い、サイバスロンに出場した電動車いすでの実演も行われる。なお、11月13・14日には日本科学未来館を会場に、サイバスロンの実際の大会が行われ、登壇者である石上氏、野島氏もチームを組んでレースに参戦する。
<開催概要>
タイトル:「サイバスロンとパラスポーツから探る、“障害”がない社会のつくりかた」
開催日時:2020年11月15日(日)14:00~16:30
開催場所:日本科学未来館 1階 コミュニケーションロビー・企画展示ゾーン
スケジュール:
14:00~15:30 トークセッション
15:30~15:45 休憩
15:45~16:30 サイバスロン実演
参加人数:40名(申し込みフォームから参加)
YouTubeライブで誰でも視聴可能
参加費:無料(常設展を見る場合は、別途オンライン予約と入館料が必要)
<ゲストスピーカー>
石上玄也氏 (慶應義塾大学 理工学部機械工学科 准教授)
野島弘氏 (サイバスロンチーム「Keio Fortississimo」パイロット)
保原浩明氏 (産業技術総合研究所 人工知能研究センターデジタルヒューマン研究チーム 主任研究員)
手塚圭太氏 (義足ユーザーを中心とした陸上チーム「スタートラインTokyo」)