株式会社セガとアシアル株式会社が、アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを活用したプログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」の共同提供を2020年6月26日(金)より開始します。無料で利用できます。
「ぷよぷよプログラミング」は、セガがコンテンツの企画制作と教育現場への支援を行い、アシアルがサービスの運用などを担当する形となります。プログラミングに精通した指導者がいなくても授業が実現できるよう、学校でのプログラミング教育を支援します。
アシアルの提供するプログラミング学習環境「Monaca Education」において、セガが展開するアクションパズルゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを使ってのプログラミング学習教材で、HTML5やJavaScriptといったWeb標準言語でスマートフォンアプリを作りながらプログラミングを学び、生活や社会の問題解決をする力を養います。
「Monaca Education」は、特別なソフトウェアのインストールは不要で、ブラウザを用いてクラウド環境でプログラミング学習を進めていくことができ、中学校、高等学校、専門学校、大学など800以上の教育機関におけるプログラミング教育に利用されています。
このたび提供される教材コンテンツでは、HTML5やJavaScriptで記述されたソースコードを書き写す作業(写経)を通し、実際に「ぷよぷよ」のプレイ画面を確認しながらコーディングを行います。プログラミング初心者にとって書き写し(写経)は、コーディングに慣れる、間違いを自分で発見し修正する能力が身につく、そして完成させたという自信につながります。
完成後は背景の「ぷよ」の色を変えたり、「ぷよ」の置ける数を増やすなど簡単な設定の変更など改編も可能です。初級コースから中級・上級コースまでの難易度があり、幅広い学習層に対し活用できます。また、クラウド環境でOSに依存しないため、インターネット環境があれば自宅や教育機関、公共施設が保有する既存PCによる学習や指導が可能です。
「ぷよぷよ」は、1991年に家庭用ゲーム機向けタイトルとして発売以来、四半世紀を超えて愛される国民的落ち物アクションパズルゲームです。落ちてくる同じ色の「ぷよ」をくっつけて消すという単純でわかりやすいゲームシステム、かわいらしいキャラクター、また落ち物アクションパズルゲームとして初めて対戦形式が導入されたゲーム性によって人気を博し、家庭用ゲーム機、アーケード機、スマートフォン向けアプリなどさまざまなプラットフォームに展開されています。
また、2018年にはJeSU(日本eスポーツ連合)ライセンス認定タイトルとなり、eスポーツのプロゲーマーも誕生し、これまで多数の競技大会が実施されています。