明治学院大学は「特色ある教育プログラム」として、2020年度は5件のプロジェクトを採択。「実験経済学・行動経済学プロジェクトの展開」では実験経済学的手法を用いたアクティブ・ラーニング教育の導入などを進める。
■5件のプロジェクトに対して財政支援
「特色ある教育プログラム」では各学部・センター・学科の提案する取組に対して財政支援を行う。2020年度は次の5件のプロジェクトが採択された。
①実験経済学・行動経済学プロジェクトの展開(経済学部)
②警察・消防チャレンジ支援プロジェクト(法学部)
③LLTS(Learning to Live Together Sustainably)プロジェクト–持続可能な共生社会を目指すグローバルシチズンシップ涵養のための教育-(教養教育センター)
④座学とフィールドスタディを組み合わせた平和学短期講座(国際学部・国際平和研究所)
⑤国際化教育の展開と検証(国際学部)
■実験経済学的手法を用いたアクティブ・ラーニングを進める
「実験経済学・行動経済学プロジェクトの展開」の趣旨および目的は、実験経済学的手法を用いたアクティブ・ラーニング教育の導入と、実験経済学を柱とする実験経済学・行動経済学の先端学術研究を教育へ還元していくためのインフラストラクチャーを整備することにある。
■情報通信技術とアクティブ・ラーニングを有機的に組み合わせる
将来的には、実験経済学・行動経済学という分野横断的な経済学の教育研究を基幹に、情報通信技術とアクティブ・ラーニングを有機的に組み合わせた、国際的にも最先端の教育研究機関を整備することが目的となる。
■社会科学教育に仮想空間と現実空間を融合させる
2020年度は、実験経済学教育を軸に、社会科学教育に仮想空間と現実空間を融合させた次世代情報通信技術を取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立する時代に向けた、大学教育の在り方を他校に先駆けて国内外に発信するための教育研究を展開している。
■犬飼佳吾准教授のWebサイトを公開
「実験経済学・行動経済学プロジェクトの展開」に取り組む、経済学部の犬飼佳吾准教授の教育研究内容を紹介するWebサイトを公開した。犬飼准教授は行動経済学、実験経済学や神経経済学を軸にゲーム理論や心理学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組んでいる。