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特集 小学校英語

「英語ノート」デジタル版
初めての小学校英語活動を支援

 英語を教えたことのない教員にとって、初めて手にした「英語ノート」はどう目に映っただろうか。英文の記載がほとんどなく、絵やワークシートが中心の「英語ノート」は、指導資料があるとはいえ、授業イメージを持つまでには時間がかかり、不安を感じたのではないだろうか。

 「英語ノート」デジタル版は、その不安を取り除く一助になりそうだ。

 「英語ノート」指導資料を見ながら音声CDを聞き、授業イメージを掴むのは、英語を教えた経験のない教員にとって一仕事だ。しかしデジタル版ならば、「英語ノート」の画面をクリックしていくだけで絵や写真が拡大する。さらに をクリックすると、「英語ノート用音声CD」にも収録されている発音や歌などの音声が流れる。どのような「ゲーム」や「アクティビティ」なのか、どう進めていけばいいのか、再生していくだけで各単元の流れをイメージしやすい点が「デジタル版」の特徴だ。

 これまで小学校英語に取組んでいた学校には、物足りない面もあるかもしれない。しかし、「年間35時間を英語に費やすのは初めて」という学校や教員には、大きな指針になる。「デジタル版」で指導がしやすくなるのはもちろんだが、たとえ学校にプロジェクター等投影用環境がなかったとしても、教材研究を効率的に進める意味で、全ページをクリック、何が起こるか試してみることをお勧めする。

 

音声を聞き、「東京は何時か」を時計に記入。
「東京」の場所を世界地図から選択するアクティビティ。クリックするだけで音声が出るのでスムーズに進行できる。

  「桃太郎」「赤ずきんちゃん」「大きなかぶ」等の昔話を英語で聞き、どの話か選択する。「デジタル版」だと、CDと違って何度でも瞬時に再生できる点が便利
  「教師」「医師」「レーサー」等様々な職業につく人たちの自己紹介を聞き、どの職業か選択する。その後、自分がどんな職業に就きたいか考えたり、発表する活動につなげる。
  ダカールの少女が英語で話す内容を聞き取る。教科書の一部が拡大できるので、今進めている部分に集中できるものも「デジタル版」の特性だ。

 


特集1 茨木市立水尾小学校 「英語ノート」デジタル版を活用した授業

特集2 「英語ノート」デジタル版は紙ベースでできない活動を支援する。