意思疎通の手段として 英語を体得〜小1から週2時間
暁星小学校
新学習指導要領の移行措置により、平成21年度から公立小学校でも5・6年生で週1時間の外国語活動を実施することが可能になる。
千代田区にある私立暁星小学校は、2004年度に正課として英語を取り入れ、1年生から週2時間の英語授業を実施。4年生からは1クラスを20人ずつ2グループに分け、授業を行っている。
ここでは、”英語での意味あるやりとり”を通じた体験的な言語体系の習得を教科目標としている。今回訪れた教室で、英語科主任の岡澤永一先生は、活動が児童にとって意味あるものとなるように、壁に設置されている電子黒板(スマートボード)を積極的に活用しながら、テンポ良く授業を進めていた。
今回の授業のねらいは、「意味あるやりとりの中で、より多くの場所に関係する表現を聞かせる」こと。そのためのひとつの活動として、社会科での既習内容を利用した”都道府県名クイズ”を行った。これは、自作の日本地図を電子黒板に提示しながら、”This prefecture is in Shikoku area.” ”This prefecture is famous for apples.” 、などのヒントを与え、都道府県名を答えさせるとともに、表現の理解、定着を図るものである。
また、児童に”I live in ――”という表現を自然と口に出させるために、関東地域と東京23区、都下の自作地図を電子黒板に提示し、”Where do you live?”と、ひとりひとりの児童に尋ねながら、児童が答えた場所にスマイルマークを打っていった。
「他教科での学習内容を積極的に絡ませることで、英語表現・語彙の理解や定着を促すことがより期待できる。」と岡澤先生。
上記はこの時間の活動の一部だが、ほかにも、ある単語のつづりを入れ替えて指し棒で正しく配置し直す、電子的な「すだれ」を上下左右に移動させ、徐々に現れる対象物を児童に答えさせる、インターネットに接続し「Google earth」でパリの地理や宮殿の画像を提示しながら児童とやりとりをする、等の電子黒板を積極的に活用した多彩な活動により、児童を常に授業に集中させ、意味ある英語を豊富に聞かせる工夫が随所に見られた。
岡澤先生は、「小学校英語のねらいは、児童が、『自分は英語を使っている!』と感じられる状況で、意思疎通の手段としての英語を体得すること。決して、知識としての英語を身に付けることではない。」とまとめた。
千代田区にある私立暁星小学校は、2004年度に正課として英語を取り入れ、1年生から週2時間の英語授業を実施。4年生からは1クラスを20人ずつ2グループに分け、授業を行っている。
ここでは、”英語での意味あるやりとり”を通じた体験的な言語体系の習得を教科目標としている。今回訪れた教室で、英語科主任の岡澤永一先生は、活動が児童にとって意味あるものとなるように、壁に設置されている電子黒板(スマートボード)を積極的に活用しながら、テンポ良く授業を進めていた。
今回の授業のねらいは、「意味あるやりとりの中で、より多くの場所に関係する表現を聞かせる」こと。そのためのひとつの活動として、社会科での既習内容を利用した”都道府県名クイズ”を行った。これは、自作の日本地図を電子黒板に提示しながら、”This prefecture is in Shikoku area.” ”This prefecture is famous for apples.” 、などのヒントを与え、都道府県名を答えさせるとともに、表現の理解、定着を図るものである。
また、児童に”I live in ――”という表現を自然と口に出させるために、関東地域と東京23区、都下の自作地図を電子黒板に提示し、”Where do you live?”と、ひとりひとりの児童に尋ねながら、児童が答えた場所にスマイルマークを打っていった。
「他教科での学習内容を積極的に絡ませることで、英語表現・語彙の理解や定着を促すことがより期待できる。」と岡澤先生。
上記はこの時間の活動の一部だが、ほかにも、ある単語のつづりを入れ替えて指し棒で正しく配置し直す、電子的な「すだれ」を上下左右に移動させ、徐々に現れる対象物を児童に答えさせる、インターネットに接続し「Google earth」でパリの地理や宮殿の画像を提示しながら児童とやりとりをする、等の電子黒板を積極的に活用した多彩な活動により、児童を常に授業に集中させ、意味ある英語を豊富に聞かせる工夫が随所に見られた。
岡澤先生は、「小学校英語のねらいは、児童が、『自分は英語を使っている!』と感じられる状況で、意思疎通の手段としての英語を体得すること。決して、知識としての英語を身に付けることではない。」とまとめた。
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