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世界ロボット競技会東京で開催 
スウェーデンチームがトップ奈良教育大付属中学が入賞

9歳から15歳の子どもたちが参加する世界最大規模のロボット競技会「FIRST LEGO League(以下、FLL)2008世界大会」が4月27日から3日間、アジアではじめて開催され、世界24ヶ国56チームが東京体育館に集結した。

各国でFLL世界大会の出場切符を勝ち取るまで予選が行われており、日本でも昨年度は107チーム、568名の子どもたちが予選にチャレンジしている。

競技は、子どもたちがプログラミングした自律型ロボットが、課題に基づくミッションをいかにクリアするかによって競われる。有線・無線による外部操作はない。

今年の課題は、「パワーパズル(代替エネルギー)」。クリーンで安全な地球を未来に残していくために、どのようなエネルギーを使うべきなのか。子どもたちは資料を集め、安全なエネルギー利用の方法を研究し、その成果を第1日目に英語でプレゼンテーションする。

2日目の競技は3ラウンド(1ラウンド150秒)行われ、2チームずつが向かい合う形で、プログラミングしたロボットにソーラーパネルを家の屋根の上に載せる、ウィンドタービンを指定の場所に置く、といった課題を時間内に次々にクリアさせ、最高の400点を目指していく。

自チームの競技中は、女子生徒が周囲を囲んで華やかに応援する風景も。そして課題をクリアするごとに喝采が響く。1チーム二人ずつの競技者も、忙しくロボットや課題物をセットし、難しい課題をクリアして拳を上げるしぐさも見られた。

採点は、研究力、技術、チームワーク力を総合的に判断される。

3日間の競技の結果、スウェーデンのJolly Rogerチームがチャンピオンに。日本の出場6チームでは奈良教育大学付属中学高等学校がRobot Depend ability Award賞を獲得した。


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