ジオ・ミライ号を公開 3Dシアターで"地層処分"を理解―原子力発電環境整備機構

ジオ・ミライ号
地層タンス
展示車「ジオ・ミライ号」(写真上)
「地層タンス」を開けると地下の利用がわかる(写真下)

 原子力発電環境整備機構(NUMO)は3月20日、実験や3D映像、クイズなどの体験を通して「地層の活用」や「地層処分」について理解を深める展示車「ジオ・ミライ号」を公開した。

  原子力発電により生じた「電気のゴミ」のほとんどはリサイクルされる。現在日本ではリサイクルできずに残る「高レベル放射性廃棄物」を地層処分することが決定している。NUMOは地層処分の候補地を募っており、「地層処分」に係わる情報提供が広く求められることから、「ジオ・ミライ号」を制作。経済産業省資源エネルギー庁の展示車を譲り受け、全面改修した。
車内には、地層処分について映像化した3Dシアターや地層活用がわかる「地層タンス」、世界の地層処分がわかるコーナー、地層処分に関するクイズなどが展示されており、子供にもわかりやすい工夫を凝らした。今後、ジオ・ミライ号は全国の科学館などを巡回して展示される予定だ。

問合せ=NUMO03・6371・4101




【2014年4月21日号】

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