沖縄県では今年2月のプロ野球春季キャンプより「スポーツキャンプ訪問観光促進事業」に取り組み始めたが、2年目を迎える来春は「沖縄ベースボールEXPO2014」(以下EXPO)として事業の拡大を図ることを発表した。
今春、沖縄キャンプを実施した球団は国内9、韓国6の15球団と過去最多タイとなり、観客数は県外約4万3000人を含む約29万3000人(りゅうぎん総合研究所発表)。スポーツツーリズムの先駆けとなる強力な観光誘客コンテンツであることがわかる。
EXPOは来年2月1日から28日まで行われ、球場や連携施設で使えるプレミアムパス(有料)の導入、メイン・ベースとサテライト・ベースの設置、キャッチボールパークでのチャレンジやバスツアーといった体験型イベントも開催する。
11月8日には都内でEXPOの事業説明が行われ、元プロ野球選手で現野球解説者の前田幸長氏は、子どもたちが近い距離で、野球選手が泥だらけになって練習する姿を見ることが、キャンプを見る醍醐味と紹介した。
【2013年12月2日号】