285校の応募の中から3校が入賞 |
文部科学大臣賞の早島小のHP |
(公財)全国修学旅行研究協会(全修協)が主催する、「第12回修学旅行ホームページコンクール」の表彰式が、3月12日に都内で行われた。最優秀賞の文部科学大臣奨励賞(大賞)は岡山県早島町立早島小学校が受賞し、同校の横山文朗校長に賞状と副賞のトロフィーが手渡された。
同コンクールは、応募のあった全国の小中高の公式HPに掲載された、平成23〜24年度実施の修学旅行に関するページの中から、事前、現地、事後の学習内容や情報の充実度、HPの構成などを審査基準に選考を行ったもの。小中高合わせて285校の応募があった。
大賞の早島小学校は、6年生が京都・奈良で少人数グループによるタクシー研修を実施。外国語活動の一環として、現地で外国人観光客に英語でインタビューし、一緒に写真撮影を行ったほか、ブログで児童の様子をリアルタイムに伝える試みを行っている。
修学旅行後は、地元・山陽新聞社記者の出前授業を受け、PCを利用して修学旅行新聞を作成し、HPで公開した。
同校の横山校長は「早島町は岡山と倉敷にはさまれた1小学校1中学校の小さな町ですが、町の予算で6年生には1人1台のPCを整備しています。今回の受賞は町の皆がよろこんでくれると思います」と話した。
また、優秀賞は高校部門が京都府立西舞鶴高等学校、中学校部門が熊谷市立玉井中学校に決定。西舞鶴高校は自然体験学習を中心とした修学旅行を行い、生徒自身による現地速報などがユニークだ。玉井中学校は、全校で取り組むエコ活動を修学旅行でも取り組んでいることが評価された。
主催者である全修協の岩P正司理事長は「どれも校種や児童生徒の発達段階に応じた、素晴らしい作品ばかり。日本全国の学校が参考になるもので、その努力に敬意を表します」と述べた。
【2013年4月22日号】