夏休みがいよいよ始まる。子どもたちの自由研究や各種の宿題、親子の憩いの場として、また節電対策として美術館や博物館を訪れてはいかがだろうか。おすすめの4館を紹介する
東京・台東区上野公園の国立科学博物館は、7月21日から10月8日まで、特別展「元素のふしぎ」を開催する。118種類の元素すべてについて紹介し、放射性元素など実物展示が難しいものを除き、それぞれの元素の純粋な単体や、その元素からできている製品などを展示。各元素が持つ性質や用途の意外なエピソードが明かされる。
また、様々な気体に電気を通して放電色を観察するコーナー、色々な金属の色や音、重さなどを比べるコーナー、今話題のレアアース(希土類)が作り出す色の灯りを紹介するコーナーなどのテーマ展示を通じて知的好奇心を刺激する。
入館料は一般・大学生1300円、小中高校生500円。
問合せ=03・5777・8600
東京・千代田区北の丸公園の東京国立近代美術館工芸館は、7月22日から9月2日まで、「所蔵作品展 こども工芸館/おとな工芸館 植物図鑑」を開催する。
植物は私たちの生活と関わり、その色や形は多くの工芸作品に活かされてきた。同展では、「芽生え・葉・草」、「木・森・山」、「花の模様」、「花のかたち」、「松竹梅」、「収穫(農業&工芸)」の6つのテーマで会場を構成し、植物に関連する工芸作品を一堂に展示する。
子ども向けにセルフガイドやワークショップ、親子でタッチ&トークなど、様々なプログラムが用意され、自由研究をサポートする。
観覧料は一般200円、大学生70円、高校生以下は無料。
問合せ=03・5777・8600
東京・千代田区北の丸公園の東京国立近代美術館工芸館は、7月22日から9月2日まで、「所蔵作品展 こども工芸館/おとな工芸館 植物図鑑」を開催する。
植物は私たちの生活と関わり、その色や形は多くの工芸作品に活かされてきた。同展では、「芽生え・葉・草」、「木・森・山」、「花の模様」、「花のかたち」、「松竹梅」、「収穫(農業&工芸)」の6つのテーマで会場を構成し、植物に関連する工芸作品を一堂に展示する。
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子ども向けにセルフガイドやワークショップ、親子でタッチ&トークなど、様々なプログラムが用意され、自由研究をサポートする。
観覧料は一般200円、大学生70円、高校生以下は無料。
問合せ=03・5777・8600
東京・千代田区九段南のしょうけい館(戦傷病者史料館)は、7月25日から9月23日まで、企画展「軍医が語る戦時救護」を開催する。
戦時下において軍医たちは、一人でも多くの戦傷病者を原隊に復帰させるため、最前線の戦場やそれぞれの現場で救護や治療にあたった。同展では、そうした戦中の戦傷病者の受傷病の実態と彼らに対する救護について、軍医が当時記録した戦傷病者の診断書や関連写真、後の軍医の証言や手記などが紹介される。
また、同館が昨年度に制作した軍医の証言映像も上映。様々な場面で戦傷病者の救護、治療にあたった軍医の体験が語られている。
入場無料。休館日は毎週月曜(祝日は開館)、9月18日。
問合せ=03・3234・7821
【2012年7月16日号】