明日5月22日、東京都墨田区押上に634メートルの電波塔として「東京スカイツリー」がオープンする。電波塔と、商業施設、オフィス施設を併せた全体は「東京スカイツリータウン」と呼ばれ、「下町から世界へ」「過去から未来へ」をコンセプトに、日本中、世界中の人を伝統と先端技術を融合させた東京の姿で待ち受ける。
2008年7月14日の着工から1325日を経て、2011年3月18日午後1時34分、高さが最高地点の634メートルに到達した「東京スカイツリー」は、世界一高いタワーとして昨年11月にギネス世界記録に認定されている。
展望回廊を歩きながら東京を一望できる |
江戸・東京の風景や風物を描いた 「隅田川デジタル絵巻」 |
今後、関東への修学旅行の訪問地としても注目されるであろう「東京スカイツリー」。
1階の団体フロアでは、全長45メートルの「隅田川デジタル絵巻」が迎えてくれる。隅田川両岸に広がる下町と江戸・東京の風景や営み、風物を描いたグラフィック壁画と中央にある13枚の映像モニターで展望台への期待感が高まる。
4階は入り口フロアになっており、そこから一気に4基の「天望シャトル」(エレベーター)でフロア350と呼ばれる350メートル地点の「東京スカイツリー天望デッキ」へ向かう。ここには「江戸一目図屏風」、雨天時用の「パノラマスクリーン」などがある。
そして、そこから「東京スカイツリー天望回廊」に2基のエレベーターが通じており、まずは445メートル地点に到着し、そこから東京スカイツリーをぐるりと取り囲んだガラス張りの回廊を歩いて最高地点451・2メートルの「ソラカラポイント」に向かい、眺望を楽しむことができる。
「すみだ水族館」の大水槽 |
その他、フロア345にある「スカイレストラン634」、フロア340、フロア350の「スカイツリーカフェ」、3か所にある「ザ・スカイツリーショップ」など、見どころがあふれている。
団体は事前予約が必要で、学校団体の料金は、18歳以上が1600円、高校生1200円、中学生1050円、小学生720円、4〜5歳480円(天望デッキまで。天望回廊は別料金)
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また、「すみだ水族館」「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」も見どころ。水族館は、関東では初となる完全人工海水化を実現。アクアラボでは、職員と海の生き物について学んだり、国内最大級の屋内開放型プール水槽にいるペンギン、オットセイの姿を間近で見られる。
【2012年5月21日号】