心を育てるマナー講座第14回
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笑顔は人の心をなごませ、気持ちを落ち着かせてくれる、心のお薬。顔の表面だけが笑っているのではなく、心からの笑顔を心がけたい。すると相手を受け入れる心のゆとり、相手に対する優しい気持ちになる。相手を受け入れる心の広さが自然に生まれる。
ところで相手に不快感を与える表情とは。眉間にシワを寄せて口元は「への字」に曲がった、「なんで私が…」という不満の表情。同様、眉間にシワを寄せて気弱そうな目つきをすると、いかにも迷惑そうな表情。上目遣いで固い口元では、相手の顔色をうかがう表情。顔を斜めに向けて目はうつろ、視線・口元が下がっていると、相手の話しなどにまったく興味のない表情。同じ顔の向きでも視線を下げると、冷たい顔になる。
顔の表情は主に目や口元の動き、ほおの筋肉で作られる。毎日の練習でこれらの筋肉が柔軟に動くよう心がけよう。初めはできるだけ大きな表情を、顔だけで作ろうとするより、身振り手振りを入れ体全体で表現してみよう。
Q=目上の方に座ってするおじぎで、好ましいのはどちら。
A=1上半身を軽く傾けて、おじぎする2上半身を深く傾けて、心を込めておじぎする
(正解は2=マナー検定・平成11年度初級検定試験問題から)
※第2期「マナー検定試験〈初級〉」は引き続いて実施中。詳細・問合せは、全日本マナー教育普及会へ=電話03・3374・3041
(教育家庭新聞2000年5月27日号)
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