年頭ごあいさつ 都道府県教育長

強みを生かした教育の創造 長崎県教育委員会教育長・池松 誠二

長崎県教育委員会教育長・池松 誠二

長崎県には、豊かな自然と海外との交流によって培われた特色ある歴史や文化があります。多様性のある本県の特徴は教育の振興に取り組むにあたって大きな強みとなります。本県の強みを生かし、「長崎の明日を拓く人・学校・地域づくり」を掲げる第二期長崎県教育振興基本計画に基づき、多様化・複雑化する喫緊の教育課題等に対応するため各種施策に取り組んでいるところです。

本県の大きな特徴である離島教育においては、平成30年度から既存の五島高校、壱岐高校、対馬高校に加えて、五島南高校と奈留高校での離島留学制度を開始します。五島南高校ではきめ細かく島ならではの温かい指導を生かし、不登校生徒を受け入れるコースを設置します。奈留高校では少人数教育と小中高一貫教育の強みを生かして、英語によるコミュニケーション能力の高い生徒の育成を目指します。

また、今年8月には、第18回全国中学校総合文化祭長崎大会が佐世保市において開催されます。多彩な自然の中で育まれた本県中学生の豊かな感性を生かし、自らの手で創り上げることを基本としており、本県らしい魅力溢れる大会になると期待しているところです。

本県の強みを最大限に活用し、長崎県の子供たちが夢や憧れを持ち、それを志に高め、ふるさと長崎県ひいては世界を担い活躍する人材に育つよう取り組んで参ります。

 

【2018年1月1日】

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