年頭ごあいさつ 都道府県教育長
本県では、「未来を拓く子どもたちの育成」を教育振興の柱に掲げ、知・徳・体の調和が取れた、たくましく生きる力を身に付けられるよう、教育施策を推進しています。
まず「知」については、昨年度末策定の「学力向上3か年計画」に基づき、基礎と応用のバランスに配慮した確かな学力の定着・向上に努め、全国上位の学力水準を維持するとともに、英語教育の充実、高大接続改革の動きを見据えた対応、地域を担う産業人材の育成等に注力して参ります。
次に「徳」では、本年4月の教科化を機に、「考え、議論する」道徳の実現を図り、いじめ等の課題解決に結びつけるほか、今年度モデル校で実施した、5日間に拡充した中学生の職場体験学習の普及に努め、望ましい勤労観を育成し、県内産業・企業の魅力を伝え、若年人口の地元定着にもつなげたいと考えています。
さらに「体」については、昨年開催の「えひめ国体・えひめ大会」の成果と機運の高まりを受け、ジュニアアスリートの発掘・育成や児童生徒の体力向上を通じてスポーツ立県の実現に貢献します。
こうした施策を効果的に推進する上で、教員のワーク・ライフ・バランスの充実や健康維持が不可欠であることから、学校現場の業務改善に積極的に取り組みながら、子供たちと教員の愛顔あふれる愛媛づくりを推進したいと考えています。
【2018年1月1日】
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