教育委員会・自治体・学校ニュース

県立高校に「探究科」「探究コース」新設 課題探究を重視した教育を進める<山形県>

山形県教育委員会は、県立高校再編整備基本計画の平成30年度実施計画を一部改定し、課題探究に重点を置いた「探究科」ならびに「探究コース」を設置することを明らかにした。

探究型学習のパイロット校として、平成30年度から「探究科」が設置されるのは山形東高校、米沢興譲館高校、酒田東高校の3校。山形東高校は6クラスの普通科のうち2クラス、酒田東高校は5クラスのうち2クラスを「探究科」に改編、米沢興譲館高校は普通科と理数科の各1クラスを「探究科」に改編し、残り3クラスを普通科とする。入試では「探究科」として80名を募集し、1年次は共通の教育課程で学び、2年次以降「理数探究科」と「国際探究科」に分かれて学習内容の充実を図る。

また、中学卒業者数の減少が著しい地区においては新学科の設置が困難であるため、普通科において課題探究に重点的に取り組む「探究コース」を設置。平成30年度から、寒河江高校、新庄北高校、長井高校の3校に1クラスずつ開設される。「探究コース」は同じクラスに文系と理系の生徒が混在する学級編成となるため、普通科とは異なる教育課程を編成。文系・理系それぞれの専門性を深めながら文理融合型の教育課程を研究する。

 

【2016年4月11日】

関連記事

↑pagetop