「Tenobo」端末は左に教材を配信、右は書き込み スペースを提供する。 |
ペン入力対応の学習者専用端末 Tenobo学習システム
学習者用端末の導入が全国的に広がっている。新しいタイプの学習者用タブレット端末「Tenobo学習システム」を提供しているソニーマーケティングでは、6月10日よりTenoboを「1人1台」で活用する実証実験希望者(学校等)を全国で10校程度募集する。応募締切は7月20日。実証実験期間は2015年10月〜2016年3月のうち、3か月程度行う予定だ。
Tenobo学習システムとは、児童生徒が使う学習者専用タブレット端末と、教員が使うPCをつなげる授業支援システムの総称だ。
Tenobo端末は、画面の左を教材、右をノートスペースとして活用できる学習者専用タブレット端末で、「学習の基本は教科書とノート」をコンセプトに開発。左側には教員が配信した教材・ワークシートなどを提示することができ、右のノートスペースに児童生徒はペンで自由な書き込みができる。左に配信された教材のすべてや一部をコピーして右側に貼り付けることもできるので、ドリルや課題を配信して確認テストを行ったり、資料の一部をコピーして説明やコメントなどを書き加えることができる。ペンは色を変えられるので、自己採点後のマル付けなど様々な活用が考えられる。
児童生徒用端末に書き込んだノート内容は、教員用PCでリアルタイムに閲覧・確認できるので、ちょっとしたミスや勘違いをすぐに指導したり、電子黒板など提示機器で全体に提示して説明することができる。
通常の教科のほか、道徳などにおいても様々な意見交換をしやすくする仕組みづくりなど授業改善にも役に立つ。利き手設定で左右の配置は変更可能。
ノートの記入内容はデータとして蓄積されるので、児童のノートや作品、まとめた内容を印刷して掲示することもできる。
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証実験実施校にはTenobo端末(児童生徒数分。1校について上限40台程度・応相談)と専用アプリ(先生コンソールアプリケーション)を無償で提供する。その他、実証実験を実施するにあたり必要な環境などの詳細は6月10日よりHPにて公開予定。
【募集期間】
2015年6月10日(水)〜2015年7月20日(月)
【実証実験期間】
2015年10月〜2016年3月のうちの3か月(実証実験準備には4か月程度を予定)
【応募対象】
都道府県・指定都市教育委員会、市町村教育委員会、附属学校を設置する国立大学法人、幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校を設置する学校法人、その他教室等を設置し授業を提案する法人
【選定規模】
全国で10校前後
1学級〜1学年単位での活用を想定。
【発表】
8月3日(月)以降、順次ソニーマーケティング担当から選定者へご連絡
【応募条件】
(1)2016年〜17年度に教育用ICT端末の導入を予定もしくは検討している教育委員会及び実験希望校
(2)既に地域及び校内に実証実験の実施が可能なネットワーク環境を構築されている、もしくは次年度中に構築を予定している
(3)実証実験授業の見学、実験報告書提出、実証実験内容の取材・記事化が可能
【詳細】
www.sony.jp/biz/tenobo(6月10日より公開)
【問合せ】
ソニーマーケティング株式会社 法人のお客様向け 購入相談デスク
フリーダイヤル 0120‐651‐833
Tenobo学習システムは、Tenobo端末、教員用PC、サーバー(クラウド)で構成 |
【2015年6月1日】