学校放送の教育活用<古河市立古河第五小学校>

全員参加で児童が育つ

古河市立古河第五小学校の放送委員会は、給食時に校内で放送する番組を制作している。

番組は校内連絡、委員会報告、絵本の読み聞かせなどだ。同校は各教室に電子黒板が設置され、校内LANが整備されており、児童が作成した番組は、校内LANで各教室の電子黒板に配信される。

児童が番組作りで使用しているのが、AVミキサー「VR‐3EX」(ローランド)だ。VR‐3EXは、ビデオ・スイッチャーとオーディオ・ミキサーを搭載し、HDMIやRGB、オーディオ入力端子を搭載しているので、さまざまな映像機器、音声機器と接続できる。映像の加工や字幕、人物の合成などさまざまな編集機能が搭載されており、児童が制作した番組は、放送されているテレビ番組と比較してもそん色ない出来栄えだ。

4年生以上の児童は1回以上出演して委員会活動の報告などを行うので、委員会活動により積極的に取り組むようになったという。放送委員も、番組を作り上げる喜びを感じているようだ。

卒業式などの学校行事では、VR‐3EXを使って、音と映像による演出を行った。プロジェクターで写す映像の切り替えや、BGMの設定を1台でコントロールし、さらにPCに接続して動画配信に取り組んだ。

同事例について古河市教育委員会平井聡一郎指導課長は「本格的なテレビ番組の制作やテレビ出演をきっかけに自己表現の機会が増え、子供たちの意欲や表情が激変した」と話す。

 

【2015年4月6日】

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