「単語の意味が多少わからなくても論理の構造が把握できれば、グローバルで通用する英語力やコミュニケーション能力が身につく。それが『英語ロジック』力」と話す一社・日本論理検定協会の林弘敏理事長に「英語ロジック」力について聞いた。
グローバル社会において英語力は必須だ。しかしTOEIC高得点者であっても、英語でコミュニケーションがとれないという例は多い。「その理由は、相手の意図を読み解く能力の不足にある。グローバルな英語力とは、不完全な言語、不完全な内容であっても、論理的に相手の主張を判断・分析・理解し、さらに相手に自分の主張を理解してもらうこと。日本人の得意な『暗黙の了解』とは質が異なる」
日本人同士、日本語であっても「誤解」は生じる。また、日本人であれば国語の「長文読解」で満点を取れるわけでもない。「日本語であれ英語であれ、主張を論理的に判断・分析できる手法を身につけることで、コミュニケーション力は飛躍的に伸びる。そういった学生が30%まで増えれば日本は大きく変わる」。
そこで、その力を身につけるための基礎能力を鍛える場や手法の提供をスタート。それが「不完全な言語、不完全な内容であっても相手の主張を理解」することができる「英語ロジック」を身につけることができるロジック検定(英語・日本語)(日本論理検定協会=www.logiken.or.jp)だ。同時に英語ロジック講座やグローバル人財育成講座も提供。既に慶應大学や栄光学園(神奈川県)、中央大学理工学部を始めグローバル英語の習得を真剣に考える教育機関での採用・導入が増えている。
「英語ロジック」とは文章の構造を把握できる読解力。ビジネスマンにとっては世界で通用するコミュニケーション力となり、就職を控えた大学生にとっては就職に必須なコミュニケーション力となる。大学受験を控えた高校生にとっては、長文英語を解く武器となる。
英語ロジック力を鍛える サマーキャンプを実施
林氏が代表を務めるLooc(London&Oxford Outlook for Career)は、学生のためのキャリア形成のためのスキルアップを支援しており、今夏は、高校生・大学生・保護者を対象としたサマーキャンプを実施する。3日間で、「金融キャンプ」、「キャリアキャンプ」、「英語ロジックキャンプ」を予定。詳細は左参照。
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LoocSummerCamp
日程 8/20(火)〜8/22(木)
DAY1 金融Camp〜
金融ビジネスの本質とは
DAY2 キャリアCamp〜今、各業界で 求められる人材とは
企業の人事採用責任者による講演。講演後は懇親会あり。
DAY3 ロジックCamp〜グローバル社 会で本当に必要な英語力とは
大学入試問題を題材に英語ロジックの初歩を体系的に学ぶ。午前は講義、午後は検定実施と解説。
対象 DAY1 大学生・大学院生
DAY2 大学生・大学院生・保護者
DAY3 大学生・大学院生・高校生・保護者(高校生・大学生クラス別)
参加費 1名3,000円
DAY2のみの参加は無料
定員 150名
会場 国立オリンピック記念青少年センター
申込=Looc http://p.tl/9ivt
詳細 http://www.londonandoxford.co.jp/career/
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【2013年8月5日】
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