一般財団法人全国地域情報化推進協会(以下、APPLIC)は1月25日、教育アプリケーションのデータ連携を実機で確認する「相互接続イベント」を実施し、校務支援ソフトや保健管理システムなどを持つ6社が参加した。
各製品どうしでデータの読 出し、読み込みを確認した |
APPLICでは、アプリケーション委員会(委員長=清水康敬東京工業大学監事・名誉教授)下の「教育ワーキンググループ(以下、WG)」(主査=藤村裕一鳴門教育大学大学院准教授)において教育情報の標準化に取り組んでいる。平成24年6月に公表された「教育情報アプリケーションユニット標準仕様V1・0」(以下、「標準仕様V1・0」)は、学習者情報と学校保健に係るデータ標準仕様だ。APPLICでは、標準仕様に対応した製品群にAPPLIC推奨マーク「準拠登録製品マーク」を、さらに実機でデータ接続を確認できた製品群に「準拠登録・相互接続確認製品マーク」を付与している。
「相互接続イベント」では、各社製品からデータをXMLで書き出せるか、そのデータを他社製品に読み込むことができるかについて確認する。3社以上の製品と連携できれば「相互接続」が認められ、「準拠登録・相互接続確認製品マーク」が付与される。
「相互接続イベント」は、通常秋と年度末の年2回実施されており、この日は6社(NEC、富士通、TOSYS、Sky、システムディ、文渓堂)が参加、無事に接続を確認した。昨年10月、相互接続イベントに参加した3社(内田洋行、EDUCOM、サイバーリンクス)を加えると、計9社の製品が「標準仕様V1・0」に対応した(※)。なおAPPLICでは今後のレベルアップを考慮して教育委員会に向け、「調達仕様では『教育情報アプリケーションユニット標準仕様の最新バージョンに対応していること』と入れてほしい」としている。
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【2013年2月4日】
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