7月2日、「学びのイノベーション推進事業」及び「フューチャースクール推進事業」の両省合同会議である「ICTを活用した先導的な教育の実証研究に関する協議会 第2回」が文部各省で開催された。
松崎総務大臣は同会議席上で、6月13日に行われた「行政事業レビュー」においてフューチャースク事業が廃止判定を受けたことにつき、「有識者のコメント内容は事業そのものを否定するものではなく、今後の進め方に対する意見であった。今後も力強く進めていく」、紀伊政務官は、「両省連携について改めて役割を見直しながら今回の意見を基にさらに事業内容をバージョンアップ、フューチャースクールを『3・0』バージョンに高めていく」と、継続の意を述べた。
行政レビュー担当を務めた森田政務官は、「2年前も同様の議論が起こり、それについては両省協議の上役割の棲み分けを明確にするなど事業を見直し議会で予算も通っていることから、まさか同じ議論が今回も蒸し返されるとは思わなかった。中には呆然とする意見もあり、教育の未来を考える大切な事業に傷を与える結果になったことを申し訳なく思っている。とはいえ、もっともっと分かりやすくしていかなければならないということが今後の課題であると考え、前につなげていきたい」と述べた。
フューチャースクール推進事業の実証校は、5年リースで各環境を整備している。そのうち3年間は文部科学省及び総務省の支援が決まっているが、残り2年間は各自治体予算での継続となる。
それらを踏まえて取り組みを決意した各自治体の決意は今後も応援していきたい。
【2012年7月5日】