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最新IT教育―実践、成果を報告― |
文部科学省では、科学技術・理科、数学教育に関する研究開発を行う高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール(以下「SSH」)事業を継続的に行っており、指定から3年経過した学校については外部評価を実施している。このほど平成19年度に指定した31校について、SSH企画評価会議協力者による中間評価を行い、評価結果を公表した。
それによると「現段階では当初のねらいを十分達成」していると評価されたのは7校、「おおむね達成」と評価されたのは24校であった。以下好評価であった各校を紹介する。
■群馬県立桐生高等学校
=近隣の大学との連携を充実させ、先進的な理数教育プログラムを開発し、成果を上げている。
■埼玉県立浦和第一女子高等学校
=SSHのねらいに即した独自の指導法を開発し、生物関係等は教材化されており内容も充実。国際的な科学技術、理数系コンテストへ積極的に参加し、輝かしい成績を収めている。
■静岡県立清水東高等学校
=仮説・実施・検証がそれぞれ高いレベルで整理されており、SSHの意義を深く理解している。「科学を伝える人材(インタープリター)」の育成を研究の柱とし研究活動を着実に進めている。
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■静岡理工科大学静岡北高等学校
=高大連携プログラムは大学との連携授業が充実。質の高いプログラム。科学クラブの活動も積極的。
■愛知県立岡崎高等学校
=高いレベルでSSH事業の目的に合致した成果が得られている。理数系クラブの「スーパーサイエンス部」の活動も活発。
■広島大学附属高等学校
=5つの研究計画はすべて計画通り進捗しており、SSHの取組が学校全体のものになっている。ドイツ、韓国などと連携した教材の開発や、韓国の先進科学高校との交流プログラムも興味深く、成果が期待される。
■高知県立高知小津高等学校
=生徒の国際性を育てるために語学力の強化に取り組んでおり、国際会議において英語で研究発表を行う等、国際交流に積極的に努めている。SSHのねらいに即した特色あるテキストを開発している。