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「地デジ」環境活かすデジタルコンテンツ
文科省「エル・ネット」デジタル教材を提供



「跳び箱運動」5種目の運動を紹介。(1)開脚跳び(2)抱え込み跳び(3)台上前転(4)首はねとび(5)頭はねとび 
 縦、横など別の角度から撮影した映像、ポイントとなる箇所の拡大表示、スロー再生や演技のなかでの重要な姿勢を残像で残すストロボ手法などを用いることで、簡単に理解、習得することができる。

「マット運動」「包丁の使い方」「習字の基礎」オンラインで

 文部科学省では、「エル・ネット」(El-Net=education and learning Network)を通し、インターネットを活用して、教育・文化・スポーツ・科学技術に関する学習コンテンツ(映像・音声やテキスト資料等からなる内容)や情報等を全国に提供している。当初衛星通信によるネットワークシステムから配信していたが、平成20年4月よりインターネットで誰でも視聴できるようになった。

 本年4月より「エル・ネット」10chでは、文部科学省作成のICTを活用した授業に関するコンテンツの配信を開始。これは、平成20年度の「デジタルテレビを活用した先端的・学習に関する調査」で各研究委託校が開発したデジタルコンテンツだ。地上デジタルに対応した環境の場合、ハイビジョン映像で高精細・高画質な画像・映像が受信できる。また、データ放送も可能だ。それらの特色を生かしたコンテンツがアップされている。

◇  ◇


「食事のマナー」食べるときの姿勢、箸や食器の持ち方、楽しい雰囲気づくり、マナー(礼儀作法)、食べ方について事例を交えながら説明。それぞれのマナーについて、正しいマナーと間違ったマナーを比較しながら紹介しているため、○×クイズに答えているかのように楽しみながら食事に対するマナーを知ることができる。いずれも「エルネット」10ch

 収録コンテンツは「マット運動」「跳び箱運動」などの器械運動、「手縫い」、「包丁の使い方」、「習字の基礎」、「正しい食事のマナー」ほか。本年度も引き続き同事業は継続予定で、コンテンツの蓄積が期待できる。なお配信期間は平成23年4月17日までを予定。

情報モラル教材も

 また、3月からは9chで「情報モラルチャンネル」を開設。保護者向け、子ども向けの「ちょっと待ってケータイ」や、情報モラル教育に役立つ授業実践ビデオ、情報モラル授業素材「カメラ付き携帯電話のマナー」「オークション荒らし」「深夜のネット利用」「流用された個人情報」ほかが提供されている。 「エル・ネット」

【2009年10月10日号】


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