最新IT教育―実践、成果を報告―ICT|フィンランド教育 |
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文部科学省では、「エル・ネット」(El-Net=education and learning Network)を通し、インターネットを活用して、教育・文化・スポーツ・科学技術に関する学習コンテンツ(映像・音声やテキスト資料等からなる内容)や情報等を全国に提供している。当初衛星通信によるネットワークシステムから配信していたが、平成20年4月よりインターネットで誰でも視聴できるようになった。
本年4月より「エル・ネット」10chでは、文部科学省作成のICTを活用した授業に関するコンテンツの配信を開始。これは、平成20年度の「デジタルテレビを活用した先端的・学習に関する調査」で各研究委託校が開発したデジタルコンテンツだ。地上デジタルに対応した環境の場合、ハイビジョン映像で高精細・高画質な画像・映像が受信できる。また、データ放送も可能だ。それらの特色を生かしたコンテンツがアップされている。
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収録コンテンツは「マット運動」「跳び箱運動」などの器械運動、「手縫い」、「包丁の使い方」、「習字の基礎」、「正しい食事のマナー」ほか。本年度も引き続き同事業は継続予定で、コンテンツの蓄積が期待できる。なお配信期間は平成23年4月17日までを予定。
また、3月からは9chで「情報モラルチャンネル」を開設。保護者向け、子ども向けの「ちょっと待ってケータイ」や、情報モラル教育に役立つ授業実践ビデオ、情報モラル授業素材「カメラ付き携帯電話のマナー」「オークション荒らし」「深夜のネット利用」「流用された個人情報」ほかが提供されている。 「エル・ネット」
【2009年10月10日号】