橋本首相、小杉文相と子どもたちが対話
こねっとセミナーでテレビ会議を利用して
小・中・高等学校、特殊教育諸学校などの児童・生徒がマルチメディアを利用して橋本龍太郎総理大臣と直接対話する機会を持たせよう―こねっとセミナーの一環としてテレビ会議システムを利用して「総理大臣と話そうマルチメディア教室」が七月十五日に行われた。
この日、橋本総理大臣は、小杉隆文部大臣とともに出席、自らのヒマラヤ登山の夢を語りながら、ネットワークでつながったこねっとプラン参加校の子どもたちに、夢を持ち、その夢を実現させるためにがんばってほしいと呼び掛けた。
また参加校からの質問に答えるコーナーでは、大阪産業大学附属高等学校から「阪神大震災の政府の対応の遅れは、どう反省されているのか」など厳しい質問も上がった。愛知県知多市立東部中学校の「学校が五日制になって授業が厳しくなるのでは」という質問には、小杉文部大臣が「教科課目を絞りこんでいくので、そのようなことにはならない。増えた休みは地域社会など学校以外の活動に取り組んでほしい」と回答。
こねっと・プラン参加校の品川区立八潮小学校のパソコンクラブの子どもたちも、パソコンの画面を通して、橋本総理と生徒たちとのやりとりを興味深く見つめていた。
そして最後に橋本総理は、「私が子どもの時には、電話もかかりにくいような状態だった。それからみれあ、このようにパソコンのネットワークでお互いの顔を見ながら話せる状況というのは素晴らしいことです」と締め括った。