来夏から学校の接続を無料に

高速インターネットサービス会社の設立を発表

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 ソフトバンクと東京電力、マイクロソフトは8月11日、低価格で高速なインターネット接続サービスを行う会社を設立し、来年夏からサービスを開始すると発表した。

 新会社は、従来のサービスに比べ数百倍にあたるコストパフォーマンスの高速接続を、通信料込みで数千円程度の低価格定額料金での実現を目指す。
 また、「スクールネット」構想として学校のインターネット利用を支援するため、新会社のサービスエリア内の全学校(小、中、高、大学)を対象に、10年間にわたりインターネット接続に関わる通信料・接続料を無償にする。さらに、全学生、教員に対する電子メールアドレス、及びホームページスペース、有害コンテンツブロックソフトを無償で提供することを発表した。

 新会社は、東京電力が持つ亘長約4万キロの光ファイバー網を基盤に、メタル、無線の技術を複合して事業を行う。対象地域は、東京電力の持つインフラにより、関東地域になると考えられる。しかし、島しょ部などを含め関東地域全域が対象地域になるのか、学校も関東地域だけが対象となるのか、など詳しいことは発表されていない。ソフトバンクは学校について「関東地域にまだ限定していない」という。
 また、具体的にどんな技術を使うかも未定で、9月に新会社設立後、10月から内部的な実験をはじめ、技術を確定していく。
 新会社の所在地は、東京都中央区日本橋箱崎町24番1号。資本金60億円。ソフトバンク、東京電力、マイクロソフトが各31%出資し、ヤフーが5%出資する。
(教育家庭新聞99年9月4日号)