総合的な学習やインターネット

国立大学の公開講座で増加

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 文部省がまとめた「国立大学等公開講座の開設予定」によると、平成11年度は153校(大学94校、短大2校、高等専門学校53校)で1522講座が開設されている。

 講座数の推移から見た特徴は、ここ数年教育や情報処理などの専門職業に関する講座が大きく増加しているのが特徴で、11年度の講座の内容では、@2000年問題や環境問題、NPO、情報公開等の最近の社会的な課題や問題に関するものA2002年から本格導入される「総合的な学習」に関するもの、が目立つ。

 総合的な学習に関する講座をあげてみると、「インターネットの総合的学習への活用」(鳥取大学・教育関係者対象)、「総合的な学習の時間における小学校英語教育」(鳴門教育大学・小中学校教員対象)、「みんなで考えよう『総合的な学習の時間』」(愛知教育大学・小中高教員対象)、「総合的な学習のための教材開発ワークブック」(北海道教育大学・現職教員など対象)、「『総合的な学習の時間』の単元づくり」(福岡教育大学・主に小学校教員対象)など。講座の時間数は10数時間から30時間程度に及ぶものもある。
 また、インターネットや情報教育に関する教員を対象とした講座も、「教師のためのインターネット入門」(茨城大学)、「情報教育とマルチメディアアワークショップ」(横浜国立大学)「学校教員のためのインターネット入門」(大阪教育大学)、「インターネット管理の基礎知識と基本技術」(三重大学)など数多く開設されている。
 講座の中には夏休み以降に開設されるものもあり、今からでも参加できる。
(教育家庭新聞99年8月7日号)