文部省は「文部科学省」

省庁再編で科学省と統合

 中央省庁の再編をするため現在の1府21省庁を2001年1月から1府12省庁にする「中央省庁改革関連法案」が4月27日にも閣議決定され、国会に提出される予定だ。
 これに伴い4月中旬、新省庁名が決定した。文部省は科学技術庁と統合し、「文部科学省」になる。統合せず名称もそのままなのは、農林水産省、外務省、法務省、防衛庁、国家公安委員会の3省1庁1委員会。統合せず名称が変更されるのは、次の2省1庁。環境庁↓「環境省」、通商産業省↓「経済産業省」、大蔵省↓「財務省」。
 他の省庁は、次の通り統合される。運輸省、建設省、国土庁、北海道開発庁は「国土交通省」に。厚生省、労働省は「厚生労働省」に。郵政省、自治省、総務庁は「総務省」に。総理府、経済企画庁、沖縄開発庁は「内閣府」にそれぞれ統合される。
 さて、例年夏に翌年度予算の概算要求が行われる。今夏に発表されるのは、2000年度の予算要求。しかし、2000年12月までは現在の1府21省庁だが、年度途中の1月から1府12省庁に変わる。まじかに迫った省庁再編では、予算編成の上からも課題がある。

(教育家庭新聞99年5月1日号)