全公立学校のインターネット接続

2年前倒しで完了へ−文部省


 文部省はインターネットの教育利用を促進するために、接続計画を2年前倒しし、2001年度までにすべての公立学校をインターネットに接続する整備計画(左表)を策定、昨年12月各県に通知した。
 平成10年度からスタートした全校整備計画では、2001年度までにすべての中学、高校、特殊教育諸学校、2003年度までに小学校を接続するという内容だったが、新学習指導要領が小・中学校で2002年度から実施されることなどに伴い、小学校の接続計画を前倒しした。
 公立学校の接続に関わる経費は、従来と同じく地方交付税により市町村に交付されるが、積算内容が少し変わっている。当初計画では回線使用料、プロバイダー経費、インターネット利用料として1校当たり20万3000円/年が積算されていたが、プロバイダー費用や回線料(NTTタイムプラス=市内通話5分10円のサービス)が安くなったことから、今回は小中学校については1校当たり13万2000円/年(1月の利用時間40時間)、高校および特殊教育諸学校については1校当たり15万2000円(1月の利用時間100時間)で積算されている。

(教育家庭新聞99年2月6日号)