高速無線LANを全中学校に
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群馬県太田市は、10月はじめに市内小学校18校、中学校11校、養護学校1校のすべてのインターネット接続を2系統のLANにより完了した。ネットワークの1つは、教育センターと小学校を128Kbpsの専用線で結ぶネットワークで、もう1つは、文部省・郵政省共同の「マルチメディア学校間連携推進事業」により中学校11校、小学校2校を高速の無線(約5Mbps)で結んだネットワーク。
マルチメディア学校間連携推進事業による接続は、各校1台だけだが、インターネットを利用した教育を推進するため、市の独自予算でモデル校としてまず東中学校の42台をすべて高速無線で接続。その結果を見て、近く全中学校のコンピュータ各42台を高速無線で接続する予定である。高速回線を利用して、スムーズな情報検索や動画などのやりとりも行いたい考えだ。ちなみに、太田市では、コンピュータは小学校に22台、中学校に42台ずつ設置されている。
そして、10月に全30校のホームページを立ちあげ、情報交換を行っていこうと、夏休みから研修を重ねている。また、電子メールは接続しているコンピュータの台数分アドレスがあり、ホームページで調べた内容などについて電子メールで生徒に質問させたりしている。
「コンピュータやインターネットは授業の中でも良く活用されていて、情報検索はもちろん、プレゼンテーションなどにも利用されています」と学校指導課の高橋さん。
(教育家庭新聞2000年11月4日号)
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