学校と家庭の交流

インターネットを活用して10校が交流中

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 保護者世帯数分のインターネット端末、インターネット接続のための回線費用などを10校に提供しインターネットを活用した学校・家庭間の新しいコミュニケーションの方法について研究している「学校・家庭インターネットコミュニケーション共同実験協議会」は、8月22、23日、全国10校の小・中学校によるインターネット実験が行われている中で、現状報告や問題点、疑問点につい話し合う「スクールネットE情報交換会」及び技術説明会を1泊2日で多摩市のCSK情報教育センターで開いた。
 1日目は10校が現状の取り組みについて報告。
 今年6月末から運用が開始され、全家庭の接続が完了しているある小学校では、約2割の子どもたちが毎日ネットワークを利用し、保護者も約3割が毎日会議室を読んだりメールを書いたりするなど高頻度に利用されている。
 2日目の技術説明では、サーバーシステム構成についての説明、サーバーの運用保守管理方法、First Classの使用方法、特徴を生かした会議室への発展形の作成方法、ドリームキャストブラウザに適したホームページ作成上の注意事項、ホームページ作成PCのセットアップ方法、著作権・肖像権についての説明などが行われた。
 実験は今年12月まで。1学校と家庭の間のコミュニケーションの在り方2PTAを対象にしたコンピュータ・インターネットなどの研修の在り方3ソフトウェアの開発と運用について、研究している。
 実験校は次の通り。享栄学園鈴鹿中学校(三重県)▽広池学園麗澤瑞浪中学校(岐阜県)▽兵庫県福崎町立福崎小学校▽東京都渋谷区立中幡小学校▽長野県佐久市立佐久城山小学校▽福島県会津若松市立第三中学校▽兵庫県加古川市立氷丘中学校▽静岡県浜北市立養護学校▽静岡県浜北市立大平小学校▽新潟県赤泊村立川茂小学校
 
(教育家庭新聞2000年9月2日号)