ボトムアップ的大会
教員中心にボランティアが運営
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財団法人や企業主催のフォーラムといった形ではなく、現場の教員などのニーズから生れたボトムアップ的な大会「『インターネットと教育』フォーラム2000」が3月11日、早稲田大学西早稲田キャンパスで開催された。
インターネットの教育利用について先進的に活躍してきた先生方の集まりである「K12・インターネットと教育・研究協議会」(会長=越桐国雄・大阪教育大学教授)のメンバーを中心に昨年12月、「インターネットと教育フォーラム実行委員会」が組織され、11月の大阪フォーラムに引き続き企画運営に当たってきた。
これらの先生方を中心に各地域で運営されているメーリングリストは無数に登るが、そうしたメーリングリストなどによりフォーラムの告知をしたところ、参加登録者は募集開始後3日間で約1000人に達したという。事務局の発表によるとWebでの申し込みが98%に登り、当日の実参加者もスタッフ約100人を含め1400人になり、これまでのセミナーとは異なる自由な活気が感じられた。
参加者の傾向は、インターネットの経験年数が3年以上の人が80%と、かなり使い込んだ先生方が多く、午前中は現場で問題・課題となっている以下の3つのテーマについて。1児童生徒が作ったホームページの公開〜効果と課題2インターネットとセキュリティ〜その目的・原理・方法3インターネット上のコミュニケーションツール〜メリットとデメリット。
午後は、インターネットが急速に現場に取り入れていく中でシンポジウムで将来の学習環境像を探った。関連記事はこちら
(教育家庭新聞2000年4月1日号)
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