段階的に総合力を 身につけられる
「“情報・グローバル社会をよりよく生きる力”を構成する要素としてICT活用力が重視されています。パソコン操作を学ぶことは必要なトレーニングではありますが教育の最終目標ではありません。求められているのはICTを総合的に使いこなし、情報を知識として有効活用できるかどうか。つまり、様々な場面で、課題や問題を解決していく能力です」と語るのは須古勝志・パソコン検定協会事務局長。
OECDの国際成人力調査(PIAAC)でも、「読解力」や「数的思考力」と並んで、「ICTを活用した問題解決力」が測定対象能力として設定されている。
P検は毎年「環境分析」、「職務分析」などの改定アプローチを行い、各等級ごとの人物像に応じた試験問題を導き出している。低〜中位級では総合的なICT活用力が段階的に身につけられるように設計されており、学習指導要領にも準拠している。
増加する 入試優遇大学
P検は平成8年にスタート、今年で14年目を迎える。この間、中学・高校、大学・短大など学校での認知が広がり、「入試優遇」大学は422大学・1044学部に、「単位認定」大学は47大学・80学部に増加している。
毎年「教師用ガイド」を各学校に配布。平成22年度からは、情報モラル、難読漢字、歴史問題など、練習意欲も高まり、楽しく学べる「無料タイピング」練習ツールも提供する。(財)コンピュータ教育開発センターを始めとする後援団体も増加する予定。
【対象】中学校・高等学校〜大学生・一般
【受験級】1級〜5級
【実施日程】随時
【申込】中学・高校「団体受験」は学校の先生へ申し込む。
「個人受験」は希望のPASS認定校(試験会場)に直接電話。
試験会場案内=P検コールセンターTel=03・5338・8784
P検公式サイト
http://www.pken.com
<< 戻る
【2010年4月3日号】
●記事のご感想をお寄せください
●新聞購読お申し込みはこちら